勉強不足
2023/06/28
 市議会一般質問も2日目が終わり、今日3日目で最後になります。
 質問の内容を聞いていると過去の質問など調べていないようで、内容に踏み込めていないものが多く残念でした。また、私どもの会派で質問、提案するときには「財源あて」を研究してから質問、提案を行ったものですが、財源の当てもなく「事業提案」される質問が多く、それぞれの議員の情報が共有できた会派構成から、少人数の会派に代わり情報共有できていない質問が多いように感じました。また議会質問の提案は、執行部にお願いするものではなく、どうやったらできるのかどうやったらできるのか提案するもので、言いっぱなしの発言だと」出来ない」という回答で終わってしまいます。執行部も配慮して「出来ない」とは言わずに「検討する」「調査する」という言葉で逃げますがそのような回答だと見ている方々は「頼りない」「仕事が出来ない」という風に受け止められてしまいます。「財源が無くできない」「今はできないが、次回議会で示す」「事業を行うために来年度予算で対応したい」など回答は様々ですが、良くても悪くてもそのような回答を導き出したいものです。そういう私の質問回答も検討の上に検討を重ねる回答でしたので、目標を持って取り組んでいただきたいという発言を盛り込ませていただきました。次回議会の一問一答方式での質問で考えてみたいと思います。

会派代表質問
2023/06/26
今日、会派代表質問に挑みました。
今まで書き溜めていたものをつなぎ合わした形になったので文脈が悪く、先日質問内容は変えずに文章を変更しました。市長には申し訳ありませんでしたが、市長の事業に取り組む「本気度」を伺う内容にさせていただきました。どうしても市長の発言という事になると様々な意味で注目が集まります。「出来ること」「出来ないこと」予算や人材、時期により中々すべて行うという回答は望んでもいませんが、一番いけないのはどちらとも取れる内容で回答を濁すやり方です。本気で向かっても出来ないことはあります。逆にやっているように見えることもできます。市民の皆様はそういった内容に敏感に反応されます。たくさんお電話をいただきましたが回答を聞いて「やる気が感じられない」という内容や「良い回答で安心した」というご意見など様々です。質問項目によって違う受け止め方であったようですが、少しまとめてみたいと思います。

県議会傍聴
2023/06/23
 4月の統一地方選で私たちの会派から2名の県議会議員が誕生し、私の地元からはお亡くなりになった県議の後継者として私が後援会長を務めた新人が当選、元会派所属議員1名も当選し初めての論戦に挑んでいます。
 21日に河内議員の質問を傍聴しました。堂々と「松江市議会」出身の議員らしい質問でしたが、県議会の回答とはこんなものかというお粗末な回答でした。中身として、?、と思ったのは県が管理する「多目的トイレの充実」という質問の回答と県内市町村で始まっている「IT授業で使われている機器を統一することで教員の負担が少なくなるが、県として見解」を問うものでしたが、質問も制約されたような質問で河内議員らしくないような質問になっていました。県施設でのトイレの改修については河内議員が松江市議会でも提案してきたもので、松江市では公園整備やトイレについては予算を付けて順次改修してきています。大体執行部の回答は「お金が無い」というものでしたが、お金は作ればよいので国の制度や有利な交付金の活用や、他事業への補助金獲得などにより財源を確保し行われていますが、島根県の回答ではそのようか回答はありませんでした。松江市役所建設設計時に、「公共施設適用債」が市役所建設に使えるよう期限延長していただくよう要望活動し使えるようになり約33億円が国から交付されるようになったのですが、この公債もさらに期限延長し修善事業にも使えるようになっています。今まで「修繕には有利な財源が無い」と言って様々な担当部局の職員は回答していましたが充当率90%交付率30%で修繕にも使えます。もっと具体的な回答があればと思いましたが残念でした。またIT機器の市町村合同での機種購入や検討に県の関与を促す提案でしたが、「学校運営は市町村だから市町村に任せる」というような回答で市町村の補完事業が責務の県としてはいかがなものかと思いました。教員が町村から、松江市や出雲市に移動のたびに、機種の内容もソフトも市町村ごとに違う内容であれば対応が大変なので、県が関与して指導すればというものでしたが、回答を聞いていると小・中学校は市町村が管理しているから市町村で行ってくださいと言う内容に受け止められるものでした。そのような回答をするならば、教員の採用も市町村ごとで行えばよいと思うのですが、関与するのかしないのか内容によって関与するという姿勢なのかしっかり回答すればよいのですが、傍聴している立場から見えるのは「関わりたくない」という風に見えました。議員の立場から見れば、再質問して正す無いように思えましたが、島根県議会ではこういった執行部の回答が淡々と行われます。質問の内容、提案が良かっただけに残念です。
どうも回答の基準を「県が行うもの、そうでないもの」という線があるように感じますが、質問の内容は「県が市町村の補完すべきでは」というように受け止めましたが、県では私たちがすることではないという風に感じ受け止められたので残念でした。
 今日は私が後援会長を務めた中村絢議員が質問に登壇しますので傍聴に向かおうと思います。

青木先生のご冥福をお祈りします
2023/06/15
 先般、青木幹雄元参議院議員がお亡くなりになりました。国政においても内閣官房長官、自民党参議院幹事長、自民党参議院議員会長などを務められ引退した後も影響力のある実力者でした。今日の新聞で前々回の知事選で候補者を上から押しつけたかのような書き方がされていましたが、私たち市議会議員から見れば押し付けてきたのは当時の県議会議員で、島根県出身の実力のある官僚経験者が多くいるのに島根県に出向してまだ若く人脈もない、霞が関でもあまり影響力が発揮できないであろう現知事を県議会議員で決めたという印象が今でも残っています。当時私は市議会議長で、亡くなられた竹下亘先生を中心に地元国会議員が、自民党の支部役員や市議会議員から意見聴取を行い、その意向をくんで党として判断されたものです。その時に言われたのは、「皆さんの意向をくんで判断しますが、決まった時には一致団結しましょう」というものでしたので、私たちも「考えが違っていても党で決まれば従います」というものでした。新聞の論調は当時から違いますが未だに変わりません。前回の選挙では一致団結したのですが、島根県の政治力の陰りを心配します。多くの県内自治体が社会資本整備総合交付金の内容が気になりますが、全国的には道路関係の交付金は自由度のあるものは半分以下の4.5兆円ほどになり5.5兆円は個別の補助金になっており、計画を立て手を上げなければ獲得できないものになっています。島根県で現在、この補助金に該当するのは「松江北道路」くらいで他にはありません。鳥取県では高速道路のバイパス道路として申請され多くの道路補助金を獲得し事業が行われています。国の予算は拡充し、他県では予算が増額しているのに島根県は変わらないというのが左近の現状です。
 自民党の美保関支部で国会見学を企画して東京に出た時に亡くなられた元県議の浅野先生が浜松町で私たちを見つけタクシ−に乗り込み、すぐさま携帯電話で「幹よ今から行くけん〇〇を呼べ」と連絡され、電話口で「わーわ、ごくどだな、早こいやい」といったやり取りが当時、微笑ましく感じたものです。いずれにしても島根の政治の過渡期どころか危機的状況になっていくのが感じられてなりません。

地の利?
2023/06/02
 今日の新聞で広島で行われたサミットなど多くの外国人が広島を訪れたが「山陰両県は隣接の地の利がありながらインバウンド観光の効果はなかった」との記事を目にしました。報道に携わるような方でも現在の山陰地方が置かれている状況を理解されていないように感じました。多くの外国人の日本での移動は「新幹線」「電車」です。高速バスを利用される方もおられますが「稀」です。ご存じのように岡山からの伯備線は松江まで2時間45分かかります。広島からだと3時間以上かかります。広島〜松江のバスは約2時間半かかりますが松江市はインバウンド観光対策として外国人観光客は500円で乗れるように補助を出しています。このようなことをしても外国人の来県が少ないのは先ほどまで述べたような移動時間に問題があります。いくら隣の県だといっても2時間から3時間以上かかれば広島であれば東京や福岡についてしまいます。そういう意味では隣県でありながら山陰は広島から見れば遠い存在です。外国人観光客のスタイルは1週間以上かけて観光するスタイルなので飛行機で目的地に素早くいくというものではありません。あちらに寄り、こちらに寄りというスタイルなので新幹線や電車での移動がほとんどです。ですから出雲空港で外国人の方の旅行者を見るのは本当に稀です。最近は日本人もそのようなスタイルになりつつあるので観光客のほとんどは「車」での移動になっているように感じます。多くの県外ナンバ−を見るようになりましたがそれは逆に山陰が便利が悪いという事の裏返しでもあります。新幹線の誘致に非常に消極的な島根県、電化にもなっていない出雲から西の石見地域、そのことの弊害にもきずかない地元新聞社、どうしたら地の利が生かせるか6月定例会での提案があるのか議会傍聴したいと考えます。

恵比寿大黒100キロマラソン
2023/05/28
 今日は恒例の恵比寿大黒100キロマラソンが松江市美保関町から出雲市大社町の間で行われています。大変蒸し暑い中での開催ですが体調に気を付けて無事完走を願うものです。地元ではみそ汁やイカの煮つけなど前日から用意されているようでした。きれいな日本海を眼下に楽しんでいただければと感じています。
 私はこれから、総務委員長として美保基地の航空祭に出かけなくてはなりません。コロナがひと段落安定して5類になったことからだんだん世の中が動き始め多くのイベントが再開されていきます。経済の活性化につながればと思います。

物価高騰対策
2023/05/27
 先般開かれた臨時会で議長、副議長、それぞれの委員会の委員長、副委員長、それぞれの議員の委員会所属が決まりましたが、合わせて電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金9億4000万円が支給される議案が上程され議決しました。内容は電力・ガス・食料品等の価格高騰の家計への影響が大きい、住民税非課税世帯等への支援を行うため、1世帯当たり3万円の給付を支給するものです。支給対象者は令和5年度住民税非課税世帯とやむを得ない事情により非課税世帯と同様であると認められる世帯(家計急変世帯)です。これは主に原油価格・物価高騰に関する予算で、このうち6億7250万円は、電気やガスの価格高騰による家計への負担が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付すること。また、食費などの価格高騰で影響を受ける低所得の子育て世帯(非課税世帯)に対し児童1人当たり5万円を給付するとして、2億6840万円が充てられるものです。松江市の人口約20万人のうち世帯数は約9万世帯、そのうちの約2万5千世帯が対象になります。松江市ではすでに水道料金を全世帯2か月分減免したところですが今回も国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(重点交付金)が強化された補正予算に対応したものです。今回低所得者支援策は予算化されましたが、今後生活者支援、事業者支援が行われる予定です。6月議会に向けそういった提案がなされると思いますが、これは市町村だけでなく県にも交付されており、県がどのような施策を行うかによって、市の支援策も決まってくると考えます。また、電気・都市ガスについては料金の減免がなされていましたが、LPガスの減免については、こういった予算で対応することになります。本来であればこういった内容をきちんと説明し議会にかけるべきですが、人事案を行う臨時会で提案されるのはいかがなものかと感じています。議論がおろそかになり事業方針を決定してから議会にかけるやり方では今後での対応を考えなくてはならないと考えます。

臨時会
2023/05/20
 連休明けから議会後半の人事が始まり、会派の会長には大変ご苦労を掛けました。17日に無事に新議長を私どもの松政クラブから選出することが出来、新たに吉金隆議員が議長となりました。副議長には明政会の柳原議員、監査委員には市民クラブの川井議員がそれぞれ就任しました。各会派の様々な思惑もありましたが、議会の交渉は難しいものです。百戦錬磨の交渉といっても過言ではありませんが、やはり最後には「人」で判断されるものです。議会の新役員の方々にはしっかりと「人」を磨き、それぞれ傑物といわれるよう精進して、議会運営をしていただきたいと思います。
 今回長らく副市長を務められた能海副市長も勇退し新しく山根理事が副市長となられました。能海副市長に置かれてはこれまで多くの事業を手助けしていただき感謝しかありません。特に職員が内容が難しくて進まない事業も「最後の能海頼み」で何とかできるよう調整する能力は素晴らしいものがありました。長い間本当にご苦労様でした。ありがとうございます。新しく副市長になられる山根理事も素晴らしい人物です。今後の活躍に期待します。
 さて今度の臨時会では一般会計補正予算案として、低所得世帯などへの物価高騰対策に、約9億4000万円の一般会計補正予算案が提案されました。
これは主に原油価格・物価高騰に関する予算で、このうち6億7250万円は、電気やガスの価格高騰による家計への負担が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付すること。また、食費などの価格高騰で影響を受ける低所得の子育て世帯に対し児童1人当たり5万円を給付するとして、2億6840万円が充てられている内容です。コロナの推進交付金を使った事業でもそれぞれ同じような給付を行いましたが、松江市の世帯数は約9万世帯、今回給付の対象となるのは約2万5千世帯つまり松江市には非課税納税者が4分の一以上の方がおられるという事になります。また、1円でも課税の対象になれば今回の給付は受けれませんが急激に所得が減少した方は対象になります。どこかで区切りを付けなくてはなりませんが給付される方、給付されない方がおられる以上何らかの不満は出てきます。議会では前回と同じ内容なのであまり質疑もありませんが本来であればしっかり議論してどのような支給が一番良いのか、支給よりも景気対策が良いのか減免が良いのか話し合えればと思います。毎回、国は補正予算としてこの3月末に物事を決めるため地方の状況を考えていないように感じます。地方は地方で近隣の市町村が早く行動すれば「松江市は行動が遅い」という批判を恐れ「先決処分」ということを行いがちです。事前にどのような内容が良いのか議論が出来れば本当に困っている世帯は何を望んでいるのかによって政策が進めばよいと考えてしまいます。「国の支給要綱がきまっているから」「他のまちではこのように対応しているから」という議論は中々臨時会では出来ないのが現状です。

社会資本整備総合交付金
2023/05/02
 昨年10月に国土交通省、道路局環境安全・防災課において「地方道の整備」というテ−マで政務調査費を使い研修を行いました。6年前(平成29年)当時、議長に就任した年ですが、平成25年当時から松江市に支給される社会資本整備交付金が要望額に対し異様に少なく感じたこともあり、当時島根県出身の国会議員や、国土交通省や財務省の幹部が松江市出身であったこともあり要望や相談をしたことがあります。当時国土交通省での相談では、この交付金は5カ年の計画を作り毎年要望額の50%から60%が全国の配分の平均であると伺い、交付の交渉は県であり配分に当たっては県の裁量権であると伺いました。当時私は計画を作るのは市であり当然、市に直接交付されるものと考えていたのですが間に県が入るとは思ってもいませんでした。そういえば他の補助事業や交付事業も松江市の予算説明では県から補助金が出るように説明されますが、国から県に交付された事業費分の中から市町村へ補助交付されているのが実情であり、明らかに私の思い違いでした。補助事業であれば事業個所につくのですが交付事業で県に裁量権があるとすればこの時点で予算配分が変えられることも想定できます。このことがわかり当時、会派でも勉強しそれぞれの国会議員にも要望し次年度は要望額が100%認められたこともありました。この社会資本整備総合交付金ですが平成22年から、国土交通省所管の地方公共団体向け個別補助金を一つの交付金に原則一括し、地方公共団体にとって自由度が高く、創意工夫を生かせる総合的な交付
金として創設されました。また、活力創出、水の安全・安心、市街地整備、地域住宅支援といった政策目的を実現するため、地方公共団体が作成した社会資本総合整備計画に基づき、目標実現のための基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備等を総合的・一体的に支援するものです。このことにより地方はより自由度が増した事業の推進が出来るとしていますが、先ほど書いたようにこの交付を県に裁量権を持たすと市町村への配分に対しての自由度は無く、今まで県が国に対して感じていたことが市町村が県に対して感じることになり、最近はさらに元に戻して、個別補助金化していただきたいとの要望も多くなりました。国の制度は個別補助金化が進み平成25年当時550億円余りだったものが令和4年度では4957億円となっています。令和5年度は道路関連の交付金が要望額を大きく下回っているとのことですが、松江市の予算は前年の繰越が多く配分も分かるのですが県の予算の配分が毎年5月にならないと解らない為、様子がわかりません。本来3月中に議会議決しているはずなので個別の箇所表などは委員会で説明され、その時に出来上がっていなくてはならないと感じますが県の仕組みはよくわかりません。
 最近国会議員と地方の県議会との関係が特に保守系ではよくないことがあります。このような事業費の配分であったり補助金の配分であったり国の制度に係るものが多いのですが配分額が変わらないのなら国会議員に頼ることは無いのですが、このように交付金の総枠を確保したり、国土強靭化事業や有利な公債事業など多くの個別事業を行おうとすると国会議員の活躍が大事になります。新しく選ばれた県議の皆さんにはしっかりと議論し県民に分かりやすく説明されることを期待します。

市役所議場閉場
2023/04/28
 今日、議場の閉場式がありました。昭和37年に現市役所が利用されてから約60年の歴史に幕を打ちました。その内、私は平成17年の合併から18年間利用したことになりますが、ここまで約600人の議員がこの議場で市民の代表としてまちづくりの提案、意見、質疑が行われてきたことを思うと感慨深いものがあります。特に私たちの会派は「是々非々」をモットーとしているため市長選挙で支持をした市長に対しても同じく取り組んだ為、幾度となく意見対立したこともあります。そういったことが繰り返されてきた議場が閉場され一抹の寂しさもありますが、5月からは大きな議論となったうえで建設された新庁舎に移り新しい歴史が作れればと感じています。

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