地域の課題
2024/02/24
 人口減少と言われるがなぜ人口減少が起こるのか国においても都道府県、市町村においてもきちんとその課題が把握されているのか疑問です。
 自分の足元を見ると、40年前の課題は自分の住んでいる集落に、水道がなくすべて井戸水を利用しているため当然下水道も配備されていない。そんなところに嫁が来るかというようなことが課題でもありました。しかしながらそのような不便な時のほうが人口が多かったことも事実です。水道も下水道もないので水道料も下水道料も発生しない。汚物やごみは畑で処分、生ごみは海に投機すれば魚のえさになり、その養分で天草やひじきなど海藻がしっかりと茂り、雨が降れば畑の肥やしが海に流れ小魚が沸いて、その小魚を食べるために、はまちが湾の中にまで入ってくるというのが当時の状況でした。また、集落の半分以上の土地が数件の地主の土地でその土地に親せきや知人が家を建て、固定資産税にちょっと足した様な値段で利用料を地主に収め、自治会費は圧倒的に地主さんが納め、若い夫婦の二人暮らしや独居老人さんの自治会費は平均の十分の一程度になるように設定されていました。それから何年か経つと水道も下水道も設置され、祭りの費用や自治会費もすべて平等ということになりそのうちに、家を新しく建てるには借地に建てると銀行からお金が借りられないため、土地を購入するのなら土地が整備されたところに家を建てるため若い方はどんどん集落から出て行かれることになりました。残ったのはお年寄り世帯、漁師、地主、これが私の近所、足元の地域の状況です。私の地域には整備された土地(車が置ける)は無く、車を海岸において300mくらい歩くというような家が多くあります。こういった地域の地域内の道路の整備などは合併後後回しになり、幹線道路の整備について積極的に行うはずでしたが、20年たちましたがいまだに幹線道路も全線開通ということにはなっていません。旧市内においても中心の市内から5キロも離れていないのに市街化調整区域に指定され事業所やお店も建設できず過疎地のように疲弊している地域もあります。その疲弊した地域を対岸の市街化区域の方は開発されていない地域で緑が多く家など立たないほうが良いという意見を都市計画審議会などで話されます。
 都市計画とは大変難しく、大型団地を作りそこに人を定住させても30年もたてば、老人ばかりになります。また、新たな団地を作るというようなことになりがちです。
 そういう意味で地域が抱える課題はその地域によって違いがあり、同じ対策をすればよいというものではありません。地域課題を克服すれば人が増えるということでもないのですが、世帯が分離するのではなく家族がともに助け合う暮らしができれば人口減少も止められるのかもしれません。そのために一番必要なのは教育なのかもしれません学校教育、ふるさと教育なのかもしれません。

2月定例会始まる
2024/02/21
 昨日から2月定例会が始まりました。新年度予算もこれといった取り組みの事業予算はありません。今までの事業の積み上げ、庁舎建設や中海サッカ−上整備の事業費が本格化するための普通建設事業の増などがあり過去最大の当初予算規模になりましたが、真新しいことは中学生までの医療費無償化による扶助費の増など限定的です。会派では医療費無償化について、国が取り組むべきと意見書を提案し議会の議決を経て国に提出しましたが、今回の異次元の子育て支援には入らなかったみたいで、県の補助制度が入っただけであり恒常的な扶助費の増として取り組まなければなりません。
 予算審査の中で影響など聞いていただければと思います。

明日から議会
2024/02/19
 いよいよ明日から2月定例会が始まります。
 今日は一般質問の通告書の提出日であり、朝から多くの議員が提出の準備をされていました。
 今回会派代表では令和6年度の施策方針、財政課題、各計画の結論、問題になっているマンション建設、タクシー不足問題など多岐にわたり質問をしていただき、私の個人質問では境港管理組合や県管理港湾の管理状況、交通政策、半島振興、漁業振興などを質問したいと思います。交通政策についてはそれぞれの議員が持論もあるためあえてまとめる作業はしていません。

派閥解消?
2024/02/18
 国会議員の皆さんが今回の政治資金収支報告書への不記載で、それぞれ派閥解消と議論されていることには何やら勘違いされているように感じます。
 そもそも、3人集まれば派閥、グル−プはできるもので政治家であればできるのが当たり前です。今回の問題は派閥が悪いのではなく、それぞれの政治家個人が政治資金収支報告書に記載しなかったことが悪いのであって、志のある議員が同じ志を持つ議員とグル−プ(派閥)を作るのは何も問題はありません。本来集まったパティ−収入を全部記載し、そののちに政治活動に使い、使い道を記載すればば何も問題ないわけで、地方議会では当たり前のことです。今回自民党の政治家の皆さんのことがやたらピックアップされていますが、野党においても派閥、グル−プはあります。金額が多かろうが少なかろうがきちんと記載されているのかが問題で、派閥運営はきちんとそれぞれの議員が会費を払い資金管理団体として登録すれば済むことです。
 問題なのはいただいたパティ−収入を収支報告書に記載しなかった、そのお金を個人で使っていたというのが政治資金規正法違反と脱税行為になるためであり派閥を作り勉強会を行ったり、政策研究を行ったり、議員提案するときの多数派工作を行ったりすることはどの国の議会でも行われる話です。

2月定例会質問とりまとめ
2024/02/17
 会派で2月定例会の質問打ち合わせを行っています。今回は公共交通について会派の皆さんがそれぞれ思いもあるため、本来であれば代表質問にまとめますが、それぞれ思いのある質問を行っていただきたく皆さんに取り組んでいただくことにしました。なるべく同じ内容にならないようにしたいと思いますが着眼点が違うと同じ内容の繰り返しになることもあり注意しながら行いたいと思います。
 さて、先般島根県においても来年度予算が示され県議会での審査が始まりますが、今回県の指導もあり島根県の市町では高校生までの医療費無償化を目指し、まず中学生までの無料化に取り組み来年度には高校生までの無償化を考えているようです。しかしながら、国は来年度予算では医療費無償化に対する補助金は中学生や高校生まで拡充しておらず子育て支援策の中には入っていません。そうなると来年度予算においては何らかの事業を縮小させ、子育て支援事業に県も、市町村も事業費ねん出しなくてはならなくなり、財政の硬直化を招くことになります。景気対策を行うにはコロナの時のような一時的なものではなく恒常的に成果が上がる事業を展開しなくてはなりませんが扶助費が増えれば必然的に投資的経費は抑制され景気対策にはなりません。したがって財政健全化に取り組んでいた事業費を圧縮し、財政調整基金や新たな市債発行で対応しなくてはならなくなります。企業が集中した都会地であれば民間活力で何とか出来ても人口減少の著しい地方では景気の減退を招く可能性もあり、地方議会としては悩ましいところです。国、県、市町村が連携できる予算措置が望まれるものです。

松江市軟式野球連盟
2024/02/12
 今日は松江市軟式野球連盟の常任理事会、総会があり連盟の会長として出席しました。
 野球人口も少子化の中年々減少してきましたが、昨年のWBCでの侍ジャパンの優勝、メジャ−リ−グでの大谷選手の活躍、大谷グラブの学校への寄贈など多くの話題もあり野球人口が少しでも回復すればと感じています。
令和6年度は9月の21日〜23日にかけて軟式野球高松宮杯一部が松江市営球場を中心に行われます。施設を充実させ全国大会が無事開催されるよう一致団結して取り組みたいと思います。島根県、松江市ではプロ野球も来なく、レベルの高い野球を子供たちに見せてあげることが出来ません。軟式野球の全国大会のレベルは相当高く、ぜひこの機会に野球の醍醐味を感じていただければと感じています。

建国記念日
2024/02/11
 今日の建国記念日は毎年、細田博之衆議院議員の新春互礼会が開催され多くの国会議員の皆様の国政報告が聞ける場でもありました。お父さんの細田 吉藏元衆議院議員の命日でもあり恒例となっていました。今年は残念ながら本人である細田博之元衆議院議長のお別れの会となってしまいました。私もこれから出席したいと思います。細田先生には地域課題、松江市の事業と国の事業のセッティングなど多くの要望を聞いていただき、多くの事業でその成果が達成されました。地域の議会や議員がしっかりしていれば国は国会議員の先生方にお任せすれば多くの事業が出来るという安心感を与えていただいていたとつくづく感じていました。しかしながら細田先生がお亡くなりになり今は未来への不安しかありません。今日は先生に最後のお別れとこれまでのお礼をしっかりと念じてきたいと思います。

建国花市
2024/02/09
 毎年、中国の春節の前に台湾の台北市において行われる花市に松江市のボタンが高級な縁起の良い花として注目され多くの台湾の方に購入していただいています。松江市においてもこの時期市長や副市長、関係部局の職員、八束町の生産者の皆さん、議長、議員も同行して台湾を訪問しアピ-ルを行い、台北市長に表敬訪問します。私も議長の時に参加させていただき周年事業の挨拶を向こうの言葉で行ったことがあります。その時は先般台湾総統選挙に立候補された民衆党の柯文哲氏が台北市長でしたが、松江市を大変歓待していただきました。面白いお方で我々がきちんとした服装ということでしっかりとネクタイを締めて参加すると、ノーネクタイでこられ「ネクタイとはイギリスが人を服従させるために着けさせたものだからそんなものはしないほうが良い」と軍のパイロットジャンパ−を羽織って来られたのを覚えています。昨年はその時の調印が切れたため再度協力の調印を行ったのですが、なかなかそういった事業の効果が見受けられません。
 台湾に出荷するボタンは生産者は大変安く設定されていますが台湾では平均一鉢が15,000円くらいで取引されています。八束町の生産者は約その十分の一ということで大変安い状況です。八束町では一鉢が4000円程度で売られていますがこれでは日本で売ったほうが儲けが良いということになります。JAなど関係者の努力が必要と考えますが生産者は大変です。松江市の支援も限定的なものであり、長くは続けることができませんがそういった中身の状況の改善に支援ができればと感じています。

 市長を含め関係者の方々も台湾の状況などを踏まえより良い事業が展開できるよう期待します。

節分
2024/02/03
 今日は節分ですが、節分は「立春」の前日ということです。立春は暦の上で春が始まる季節のこと。つまり、節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りの日となります。

 そのため、邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に、節分という行事が日本各地で行われてきました。と、ものの本に書いてありました。
 きっと今日もあちらこちらで様々な行事が行われると思います。

 先日、なかなかお会いできなかった建設会社の経営者の方に久しぶりにお会いしました。私が飲み会があれば最後に伺うお店でばったり会い、何年ぶりの再会でした。私がだいぶ太ってしまったため、一瞬わからなかったみたいですが、懐かしくお話ができました。その中で過去に私が支援した首長候補者について、あまり内容をご存じなかったような認識をお持ちであったので改めて説明しました。こういった方々に人となりをうまく説明できていなかったことに改めて深く反省しました。
 しかし多くの方に様々な選挙の候補者の「人となりを」説明するのは大変であり説明が不足だと多くの誤解を生みます。「歯に衣着せず発言をする方」「財政をよくわかっている方」「政策実行能力の高い方」「有名人で受けの良い方」「国にパイプのある方」など様々ですが、それぞれ有権者の考え方はあります。その中でいかにご紹介できるのか改めて考えさせられます。また、最近はネット社会で自分の身分を隠し「批判、中傷」を繰り返すような傾向が見受けられますが、きちんと自分の意見を公に公表し、自ら立候補する若者も多くなってきました。私も議員になる前は批判ばかりする若者であったように思いますが、思い切って議員に立候補し自分の思いを、支援者の思いを市政で発言できるようになりました。そろそろ当時の町議会に立候補してから現在の市議会まで26年余りになります。議員や首長に意見や思いのある方が皆さん選挙に出ていただくくらいになればと考えます。
 多くの自治体で議員のなり手不足が深刻化していますが自分の思いを具現化するためにも挑戦してみてはいかがでしょう。私もきっかけは自分の住む集落に水道や下水道が整備されていないというところから始まりました。当時、財政状況や地域の環境など何もわからず批判ばかりしていたものです。改めて人に伝える難しさを感じています。

LPガス協会
2024/02/01
 昨日はLPガス協会松江市支部の新年会に会員事業所として出席しました。ほとんどの方が経営者ではなく各会社の担当者が出席しており、顔を見ても知らない方が多くなりました。協会のほうではガス局民営化について協会からの要望書を取りまとめられるそうですが、先般の議会で民営化についての条例を可決する際の委員長報告の中でも先例の市と同様に現在取引がある事業者について配慮する。委員会の合同審査会では「関係事業者の皆様の事業継続の不安については、市長との意見交換でも伺っている。我々も事務的に伺っており、ガス局のほうでは現実の取引の状況、ガス局からの発注状況もあるのでので、そういった状況については、譲渡先選定委員会の議論の中でしっかりと状況把握した上で、公募先の選定条件として地元事業者への配慮ということで、盛り込める最大のところを検討していただくように進めていきたいと考えいる。
 引き続き事業者の皆様から御意見も伺い、要望書等提出していただくことがあれば、そういった要望書等についても譲渡先選定委員会のほうにもお伝えをして、議論をしていただきたいと考えております。」などの答弁があり、委員会意見の中では地元関係の事業者の意向については、最大の盛り込みをしていくあるいは、事業者の要望を取り入れるという、委員会での答弁もあり賛成という意見などがあり、委員会、本会議で可決したこともなどを踏まえ、会の締めの挨拶の時に議会での状況をお話ししました。いずれにしても各企業の皆さんがしっかりと営業をしてガス局民営化に備えていただきたいと思います。松江市も、委員会や、本会議での意見をないがしろにすることなく、真摯に対応してより良い民営化事業に取り組んでいただきたいと思います。

前ページTOPページ次ページHOMEページ


ページのトップへ


- Topics Board - Skin by Web Studio Ciel
↑ ページのTOPへ